牛丼屋のお仕事実践記 入社希望から採用面接まで(牛丼1杯目)
僕の職業経験談に牛丼屋勤務がありますので赤裸々に書き留めておきます。
就職の際の参考にしてください。
どんな企業に身を置くにしても、通じて言えることは喜怒哀楽が付き物ということですが、その比率は各個人の考え方に依存します。
有名過ぎるあまり、どの企業での勤務経験かが丸わかりな表現もあるかもですが、すべてはこの目で見てきた事なのでご理解を。
なお、最低限のマナーとして、企業名や登場人物はボカシます。
と言うことで、こちらは牛丼屋さん勤務の経験談です。
最後にはそれぞれの出来事に対する個人的な感想と改善提案も書いておきますね☆
※文章の黄色マーカー文字は別ページ『牛丼屋メモ』で詳細を書いています。
牛丼屋のお仕事実践記 採用面接から面接まで 志望理由
某牛丼チェーン店がグランドオープンするということで、主に以下の理由で面接に赴きました↓
就職希望動機1:時給が良かったから
アルバイトとなると真っ先に気になるのは時給(給料)ですね。
今回お世話になる事にした牛丼屋さんは、他の牛丼屋さんと比較して基本時給が良かったのですね。
これまでの経験上、時給や月給の差で勤務形態が著しく変化することはなかったので、どうせ稼ぐなら高時給アルバイトを狙いました。
就職希望動機2:小遣い欲しさ
牛丼屋さんで働こうと思った最大の理由は『小遣い欲しさ』でした。
当時は今ほどでないにしろ不景気まっしぐら路線だったため、正社員勤務の月給でもお小遣いに余裕が無かったんですね。
つまり、副業というカタチでアルバイトを志望したのです。
就職希望動機3:グランドオープンだったから
どんな年齢になっても先輩後輩の関係は煩わしいの一言です。
しかし、グランドオープンともなれば多くの面々がよ~いドンで始まるため、経験も年齢も気にならないんですね。
もちろん、指導役となる正社員は存在するでしょうが、通常業務をするにあたって、気にかかる人物が少ないに越したことはありません。
牛丼屋のお仕事実践記1 面接までの流れと実際の面接現場
当時の求人広告案内に従い採用係に尋ねると、『どの日付のどの時間帯が宜しいですか?』と言われ、希望日時を口頭で伝えました。
面接予約は過去最速と言えるほどにスムーズに進み……
本部はオープン店の事を考えない
面接当日。
希望日の希望時間にオープン前の店舗に入ると………。
飲食店で言うなら満席状態。
というか、満席💧
見るからにスムーズとは無縁の状態で、ひとりのマネージャーのみが汗だくという状況。
満席状態のワンオペ面接
これは後から聞いた話ですが、当時のマネージャーはもともと別のブロック(県)で勤務していたらしく、出世と同時に新店舗を任されることになったとか。
しかし、もともとハードなこの業界では近隣店舗とのコミュケーションで乗り切る事が多く、新天地に来たばかりの彼には現地に『仲間』が不在だったんですね。
それで孤立無援状態で面接を回しているのでした。
ちなみに当時の面接予定時間は1人15分程度とされていましたが、面接希望時間が自由だったため、きっと同じような時刻に殺到してしまったのでしょう。
この時点で場当たり的な職場と理解できましたが、僕自身がこういったギャグを地で行く環境は嫌いではないので気長に待てました。
謝られる所から始まる採用面接
面接開始予定から45分以上が過ぎて謝罪から始まった面接開始が魅力的というか。
マネージャーさんもこうなると正直一辺倒というか、
『大変申し訳ありませんが、こんなにいっぱいを1人で見るとなると名前も顔も覚えることができません』
とかなんとか。
今時のアルバイト面接スタイルなのか、履歴書は持参せず、会社で用意されたアンケートじみたシートが履歴書代わりであり、内容も
- 住所氏名電話番号年齢性別
- 希望シフト時間
- 勤務可能時間帯
- 希望する勤務帯
- 週に何度出社出来るか
- 他店舗応援は可能か
となり、要するに店舗によって必要な情報だけがあれば良いといった感じのシートだったんですね。
満員御礼状態の写真なし履歴書は、その後の審査には適さないことでしょう。
まあ、こうなると審査基準は
- 自社製アンケート(履歴書)を参照して会社が希望するタイムシフトに合致する人材
- 印象に残った人材(終了間際の面接者ほど有利☆)
- 審査員のお気に入り優先
- ヘタすりゃ重ねた資料の上から20人…みたいな、盲目採用
みたいになっちゃう可能性がある事は、早々と想像がつきました。
牛丼屋のお仕事実践記1 実際の面接
…で、実際の面接はと言えば…💧
採用見合わせ予告
満席状態のワンオペ面接で、45分ほど待たされた後にようやく僕の席に来てくれた面接官は、上述した
『こんなにたくさんだと……💦』
という言い訳を残してごめんなさいと共にアンケートじみた採用希望書を手にして早々に別の面接希望者のもとに…。
ああ、こりゃ不採用だな…。
とは思いつつも、珍しと言えば珍しい面接現場に『こんなアホみたいな設定の面接会場ってあるんだな』と、ちょっぴりレアな現場目撃に得した気分を胸に帰路に就いたのでした☆
この後、地獄の展開が幕開けするともつゆ知らずに……。
牛丼屋実践記1 入社面接から採用面接まで まとめ
はっきり言って、そーとーレアな状況下の採用面接でしたね。
(作り話のマンガ以上な現場)
普通なら個人個人の時間を確保し、落ち着いた中での面接開始が当たり前ではありますが、この時点で行き当たりばったりな企業と言う事だけは確信出来ました。
例えば、この企業面接が社会人初の正社員としての面接現場だったら、間違いなく願い下げしていたところでしょう。
ただ、今回の採用希望はあくまで副業としてのアルバイトだったので、僕自身がこんな目に遭う事は無いと思って余裕があったのですね。
他の面接者の多くは学生さんたちばかりだったので、社会経験が乏しく不思議には見えなかったようです。
【改善案】この話題の客観的感想と改善提案
では、この面接に関しての率直な感想と改善を提案しますね。
『面接期間内であればいつでも面接可』という所に問題
どんな企業も本社と現場には著しい温度差があるものですが、ここまでヒドイ温度差も凄いですね。
本社側は一方的に担当マネージャーを1人配置し、適当なオープン日を設定し、その間に希望者を求めたという事ですね。
問題は確か3日間の採用面接予定期間に『来ただけの希望者』を順次会場に招いてしまったところにミスがあったという。
なので、午前9時からの面接希望者が殺到するなどをし、しかも場当たり的な面接となっていたため管理し切れなくなり、限られた時間内に1人が全員を相手するといったおかしなことになったと思われます。
僕が意見を出すなら、第一部・第二部などの面接に要する時間割りを作り、その時間内の定員数を設定するなどをしますね。
たった1人で誰かを面接している最中にワラワラ他の面接希望者が来る状態がどうかしています。
アルバイト面接担当部門を作るべき
新店発足というグランドオープンに向けて多数の新人を雇うという事が判り切っている状態であり、更には新店応援を専門とするスタッフを保有する企業であるならば、新店用採用スタッフも配備するべきでしょう。
常々人不足で悩む飲食業界であっても、本体(オフィス)側では結構暇を持て余す人材が居るのも事実なんですね。
おまけ。
なお、今回の話に上がったマネージャーさんには問題はありません。
だって、マネージャーさんはどの時間にどんな人が何人来るかが知らされていなかったんですからね。
判っていた事は『〇月〇日から3日間、△時~△時に面接を行う』という事だけです。
まさか3日間に1人で200人以上相手するとは思わなかったでしょうねぇ(笑)
牛丼屋のお仕事【実践記】 関連記事
牛丼屋勤務経験談のもくじに飛びます。
>>次の話 牛丼屋勤務のお仕事実践記2 採用の知らせから開店前研修予定まで
>>職業体験談メモ帳へ
本シリーズ『牛丼屋勤務のお仕事実践記』を含め、各職業で書き切れなかった部分の詳細や単語の意味を書き出しています。
わりと広範囲の職業の参考にもなりますので、気になる単語があった場合には確認してみてくださいね。
このブログの総合もくじへ
僕はこのブログ内でいちサラリーマンとして色々と書いています。
あなたの職場の悩み解決、あなた自身が抱える悩み解決にも役立つかもしれませんので、時間がある時などにでも目を通してくださいな。
コメント