牛丼屋のお仕事実践記 開店前研修3日目 商品の仕込み講座?(牛丼5杯目)
僕の職業経験談に牛丼屋勤務がありますので赤裸々に書き留めておきます。
就職の際の参考にしてください。
どんな企業に身を置くにしても、通じて言えることは喜怒哀楽が付き物ということですが、その比率は各個人の考え方に依存します。
このシリーズの内容はとある牛丼屋さんです。
有名過ぎるあまり、どの企業での勤務経験かが丸わかりな表現もあるかもですが、全てはこの目で見てきた事なのでご理解を。
なお、最低限のマナーとして、企業名や登場人物はボカシます。
と言うことで、どの牛丼屋さんを伝えているかを理解しても、大人な対応でスルーよろしくです。
(さすがに今現在は違うだろうしネ☆)
登場人物は太文字で書き表しています。
(記憶を辿ると、どうしても同僚たちの名前が必用なのです)
牛丼屋勤務のお仕事実践記5 開店前研修3日目 商品の仕込み講座?
初日、2日目とほぼ身のない研修を終え、不安を抱きつつ3日目の研修。
そして後日はいよいよグランドオープンが迫った最終日でもありました。
本当は仕事があったため参加予定は無かったのですが、山mよりどうしてもという連絡を受けての出動でした。
で、本日のお題目は………。
厨房周り研修とやら
注文受付もままならず、商品提供もおままごと未満の能力で、レジに触れた事もないままに裏方研修ですか。
過去2回、累計4時間ほどの研修参加…。
さすがにコレではと思いはしたけど、結局3項目とも1発で覚え切らなくてはいけなかった事だけは、今この瞬間に思い知らされたり。
(てか、みんなキチンと研修に来てたのかな?)
でも、ココで一つの疑問。
確か、面接時に聞かされた内容は
『厨房に立つこともあるが、それは仕事が慣れて1年くらい経過してから』
という説明。
そんな疑問をよそに、厨房での研修開始。
牛丼屋勤務のお仕事実践記5 開店前研修3日目 肉鍋準備講座?
研修が始まって第一の行動は、牛丼屋さんならではの肉鍋準備。
今どきの飲食店はと言えば、多くの場合がレンチン作業だが、それでも牛丼屋さんともなれば牛丼だけは現場調理。
実は牛丼すらレンチンと睨んでいたが、さすがに甘かったかぁ。
いざ、牛鍋準備
で、好bmが得意気に牛鍋準備開始。
なお、山mは牛鍋準備が初めてとのことで、彼もまた研修員に中入りしたり。
一方で作り方を熟知している好bmは得意気にタレなり肉なりを鍋に投入して………って、説明は無いの?
好bm『これで、15分間煮込んで、いったん肉だけを捨てます』
………説明終了。
あの……続きがありそうなんですけど、その先は?
牛丼屋のお仕事実践記5 開店前研修3日目 商品の仕込み講座?
肉鍋準備の待ち時間に入ると、その合間にと仕込みの説明時間に突入。
仕込みとは?
仕込みとは、簡単な話、注文を受け取る度にいちいち材料を準備しては時間がかかるため、事前に必要と思われる分を用意しておきましょうという時間効率化の前準備ですね。
で、この研修がまた曲者で……
完全イメージトレーニング
開店前ということで食材を開封すればホールディングタイムの関係で全破棄となるため、開封するに出来ない食材を目の前にイメージトレーニング開始。
山m『例えばこのネギをトッピング容器に仕込む場合、1人前が50gとなりますので、この秤で計ってください』
いや、現物を目の前に『例えば』って…。
話はこの先も細かく説明されるが、要するに食材によって一袋の容量が決まっており、それぞれの配分を理解してさえいれば、あとは均等に盛れば規定の量に達するらしい。
ちなみに僕がこの秤を使用することは、退職するまで一度たりともなかったり。
(グランドオープン時にくまが使っている所を目撃し、その後は秤自体が行方をくらました…?)
ちなみに混乱だらけの研修の中、好bmは2回目の肉投入と廃棄、続いて3回目の肉投入と廃棄と項目を終わらせ、無事、当牛丼屋の命とも言える牛鍋は完成したのであった。
(不思議と気になったので、仕込み説明そっちのけでずっと見てた)
レア試食
好bm『タレが完成しました。これは覚えておいてくださいね』
と言う好bmの声で全員が注目。
そっか、完成か。
結局、説明らしい説明は無かったけど、個人的には盗み見していたので問題なし☆
続いて好bmはなおも得意気に
好bm『煮た肉を捨てる理由はですね、初めてのタレと煮た肉はゴムみたいで食べれたものじゃないんですよ。お腹こわすって話だし。食べてみます? みんなで食べましょうか! 食べて食べて!』
とかなんとか言って、無責任にお腹こわす原因を配って回る。
そして試食と相成ったが、うん…、なるほど…、味が染みてないし、噛み切れない。
問題は、僕がこの牛丼屋さんを過去一回しか利用したことがなく、それも10年以上前ということ。
正規の商品比較なんかできっこないということだな。
研修期間完全終了
ともあれ、結局、実にならなかった気がする研修は、これにて完全終了。
しかも明日のグランドオープン初日は20:00から投入される段取りという。
遊びに近い注文取り
- イタズラ同然の接客対応
- まだ触ったことのないレジ操作
- 見たこともない食材の扱い
- 唯一完全に見知ったのは牛丼タレの作り方
(でもこれは注ぎ足しで使い回すため、実は二度と初めから作るという事はない)
こんなノウハウでオープンしちゃっても良いものですかねぇ?
牛丼屋のお仕事実践記5 開店前研修3日目 商品の仕込み講座? まとめ
結局のところ、とことんまでに実入りのなかった研修会でした。
山mはこちらの県に転勤になった直後で見知った顔触れが存在しないとは言え、それにしても丸投げが過ぎる企業ということは理解できましたね。
なんというか、『ブラック企業』という言葉が誕生する僅か手前の時代であり、僕も僕なりに酷い扱いを受けた会社に散々身を投じた記憶がありますが………。
これはいくら何でも💧
それと、この研修に参加したきっかけは、山mから直接の参加要請があったからなんですが、最後までその理由を聞く事が無かったと………、たった今、これを書きながら思い出したり…。
(一体何だったんだろう???)
【改善案】この話題の客観的感想と改善提案
研修には程遠く、勉強という表現もできず、会社見学会にも劣るレクチャーでした。
やる事が定まっているならば、せめて順番を組むなり班分けをするなりするべきでしたね。
限られた時間内で全員が全てを覚えることが不可能であっても、それぞれが何かを知ることができるという意味で、その後の共有に役立つと思うのですが…。
もっとも、幾ら上司部下の間柄であっても、ついこの間に見知った仲だと限界もあるのでしょうがね。
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本シリーズ『牛丼屋勤務のお仕事実践記』を含め、各職業で書き切れなかった部分の詳細や単語の意味を書き出しています。
わりと広範囲の職業の参考にもなりますので、気になる単語があった場合には確認してみてくださいね。
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僕はこのブログ内でいちサラリーマンとして色々と書いています。
あなたの職場の悩み解決、あなた自身が抱える悩み解決にも役立つかもしれませんので、時間がある時などにでも目を通してくださいな。
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