牛丼屋のお仕事実践記 グランドオープン3 監視カメラにご用心(牛丼11杯目)
僕の職業経験談に牛丼屋勤務がありますので赤裸々に書き留めておきます。
就職の際の参考にしてください。
どんな企業に身を置くにしても、通じて言えることは喜怒哀楽が付き物ということですが、その比率は各個人の考え方に依存します。
このシリーズの内容はとある牛丼屋さんです。
有名過ぎるあまり、どの企業での勤務経験かが丸わかりな表現もあるかもですが、全てはこの目で見てきた事なのでご理解を。
なお、最低限のマナーとして、企業名や登場人物はボカシます。
と言うことで、どの牛丼屋さんを伝えているかを理解しても、大人な対応でスルーよろしくです。
(さすがに今現在は違うだろうしネ☆)
登場人物は太文字で書き表しています。
(記憶を辿ると、どうしても同僚たちの名前が必用なのです)
牛丼屋のお仕事実践記 グランドオープン3 監視カメラにご用心(牛丼11杯目)
薄利多売方式によって全店舗にマネージャー(正社員)を配置する事が出来ない牛丼屋さんの様子は、各店内から撮影される監視カメラによって本部にて監視が行われています。
100パーセントアルバイト構成が日常的な営業スタイルでもあるため、正社員系の監視の目がなければ不正し放題という問題が発生し、モラル低下の問題で風評被害を被ったり、防犯の面でも宜しくないということですね。
まあ、これがとんでもなく無意味に等しいのですが、それはまた別の話♪
で、本題。
グランドオープン直後のオープニングスタッフ100パーセント状態の店舗は24時間体制で監視されるワケで。
牛丼屋のお仕事実践記 グランドオープン3 きっかけは装備品(牛丼11杯目)
何も知らない状態でバックを担当する羽目になった僕が肉鍋前に立つと電話が鳴る。
その電話をついさっき知り合ったさとちゃんが取って………。
さと「もけさん、本部からお電話です」
はて、本部?
もけ「? もしもし…?」
本部「お疲れ様です! 本部のサイトウです! 今ですね、こちらからカメラ越しにそちらを視ているのですが、ハンディを携帯していませんね。すぐにハンディをつけて下さい」
あーそうか。全然意識してなかった。
ってことで、ハンディーターミナルはないかと仲間に尋ねるも、合計4台しかないと。
もけ「人数分無いらしいですね」
本部「そんな事はありません」
………ンなコト言われても…。
で、同僚に詳しく話を聞くと、6台は確かにあったが2台が食器洗い中にシンクに水没したらしい。
つか、どうしてシンクに落とすかが理解不能なのだが…?
(けっこうあるあるらしい)
まあ、コレが切り口となって電話が来る来る。
牛丼屋のお仕事実践記 グランドオープン3 鳴り止まない本部電話(牛丼11杯目)
その後はある意味悲惨だった…。
やれ、インカムつけろだの、
やれ、食器洗いが遅いだの、
やれ、ドンブリの持ち方が違うだの、
やれ、金庫キーが見えないだの…
あのね、会社にマニュアルが存在していることは理解しているけど、そのマニュアルを知らない人間にどうしろって言うの?
そもそも高みの見物で物言いは大したご身分だが、24時間体制なのに20時の今にそーゆーこと言うかなぁ?
あとさぁ、リアルタイムの営業中にいちいち電話してくるのやめてくんない?
実はシレっと取らないつもりだったけど、100回以上鳴らすってどうよ?
対応の度にお客さん待たせてるんですけどぉ。
店内カメラもあるんだから、店内状況を確認してから電話しろいバッキャロー。
とか思ったりするけど、言わない。
大人だなぁ。
牛丼屋のお仕事実践記 グランドオープン3 本部電話無視(牛丼11杯目)
そんなやり取りをするうちに、こちらでは徐々に入客が発生。
全ての作業がおぼつかないこちらとしては、3人4人の対応で四苦八苦。
そんな裏では電話がプルルルる。
丁度いい、持久戦だ。
敢えてもたついてやるから諦めてくれ。
………諦めろ。
約20分後…
いやぁ~参った。
まさかノンストップで呼び出し音が続くとは。
(よっぽど暇なんだなぁ。本部での監視業務…)
そんなワケで最後は僕から取りましたよ、電話。
もけ「大変お待たせしました」
本部「あーどうも。結構入っていましたね その調子で頑張ってください」
………へ?
それ言う為にずっと待ってたの?
牛丼屋のお仕事実践記 グランドオープン3 監視カメラにご用心(牛丼11杯目) まとめ
今時のあらゆる施設には監視カメラが存在して当たり前という風潮ですが、リアルタイムの接客中に本部から電話があるという事実には正直驚きましたね。
もちろん、グランドオープン当初の揃って新人という条件下だからこそ、逐一の連絡にこだわったのでしょうが、………タイミング的にカンベンしてほしかったですね。
【改善案】この話題の客観的感想と改善提案
監視員から実際の電話があるという事は、防犯上の上では程よい緊張感が発生するようで好ましいですね。
なにせ、万引きやタダ食いなどの企業損失の犯人は、8割程度が身内の従業員の仕業ですからね。
ただ、同じ監視にも使い方があるわけで、事あるごとに逐一電話ではクレーマーと見分けがつかなくなり、単純に営業妨害となってしまいます。
これは、という重要な内容は仕方がありませんが、牛丼屋の日常にありがちな内容などは、メモを取るなりしてマネージャー経由で伝えた方が円滑かと思いますね。
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本シリーズ『牛丼屋勤務のお仕事実践記』を含め、各職業で書き切れなかった部分の詳細や単語の意味を書き出しています。
わりと広範囲の職業の参考にもなりますので、気になる単語があった場合には確認してみてくださいね。
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