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牛丼屋アルバイトメモ1(飲食店の仕事の裏側)

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牛丼屋さんアルバイトメモ1(飲食店の仕事の裏側)

僕が実際に働かせていただいた牛丼屋さんから学んだアレコレです。

このメモは各企業や各事業所の全てには適した参考とは言えませんが、それでも

『現場で起こり得る出来事』

としても参考に出来る部分は多い筈ですので、今後の社会人生活に役立ててください。

この牛丼屋メモは当時お世話になった企業様での独学が大半を占めますが、以下のような環境下でも役立ちます。

  • 飲食店での業務
  • グランドオープン前の教育期間
  • 24時間営業
  • 中途採用狙い
  • シフトの組み方
  • 応援要請の段取り
  • 緊急時の対応

各メモの『その1』や『その2』などは、牛丼屋さん勤務のそれぞれの出来事記事を参照しています。

  1. 牛丼屋メモ1
  2. 牛丼屋勤務のお仕事実践記 入社希望から採用面接まで(牛丼1杯目)より
    1. 時給の問題
    2. 小遣い欲しさ
    3. グランドオープンでのアルバイトスタート
    4. アンケートのような履歴書
    5. 本社と現場の温度差
  3. 牛丼屋勤務のお仕事実践記 採用の知らせは突然に(牛丼2杯目)より
    1. 採用面接後の採否確認事情
    2. 採用となれば話が早い
    3. 本来の牛丼屋面接
  4. 牛丼屋勤務のお仕事実践記 開店前研修1日目 注文の受け方講座?(牛丼3杯目)より
    1. 自由参加型研修の意味…
    2. 無茶振りが過ぎる!
    3. ハリボテのカンペキ
    4. 何も考えない企業体質
  5. 牛丼屋勤務のお仕事実践記 開店前研修1日目 注文の受け方講座?(牛丼3杯目)より
    1. 研修項目の終了を知って…
    2. マネージャーさんの存在意義
    3. にこやかに話す内容じゃない
    4. マニュアルが必用
  6. 牛丼屋勤務のお仕事実践記 開店前研修3日目 商品の仕込み講座?(牛丼5杯目)より
    1. 一定期間が経過してから
    2. 肉鍋準備
    3. イメージトレーニング?
    4. レア試食
    5. 研修終了
  7. 牛丼屋勤務のお仕事実践記 グランドオープン初日(牛丼6杯目)より
    1. 何一つ技術を獲得していないニューフェイス
    2. やり過ぎ更衣室
    3. 冷蔵室問題
    4. 新店舗専用スタッフ
    5. どんぶりリレー
    6. マネージャー陣の服装
    7. 就業時間の問題
    8. 無茶な話
    9. 『帰れる』という喜び
    10. 『怒られていない』という安堵感
  8. 牛丼屋勤のお仕事【実践記】 関連記事
  9. このブログの総合もくじへ
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牛丼屋メモ1

牛丼屋さんで勤務した中での学びや考え方、ポイントをまとめています。

各タイトルの『牛丼〇杯目』とは、牛丼屋さん勤務の出来事記事の通し№です。

牛丼屋勤務のお仕事実践記 入社希望から採用面接まで(牛丼1杯目)より

時給の問題

どうせ働くなら給料は多い方が良いですね。

時給1000円と1100円の場合、あなたはどちらを選びます?

個人的な体感で言えば、同業を比較した場合に大きな業務の変化はありません。

と言うことで1100円を選んだほうが賢いかと。

ただ、今回の牛丼屋さん勤務は完全に読みを外しましたがね。
(過酷なんて話じゃない💧)

小遣い欲しさ

どんなに大人になってもお小遣いは欲しいもの。

でも、一般的なサラリーマンで家庭もちとなると、そのお小遣いがとにかく制限されてしまいますね。

という事で、今回の副業を考え、実践する運びに。

グランドオープンでのアルバイトスタート

面倒な先輩後輩関係を一切無視するなら、誰もが新人という状態のグランドオープン店勤務が手っ取り早い。

もちろん既存の正社員の存在や古参アルバイトの異動勤務も考えられますが、自分の存在が一番下ではないという事実が安心できるのですね☆

アンケートのような履歴書

昔はどんな面接でも履歴書必須でしたが、時代は変わりましたね。

某牛丼屋では履歴書代わりに勤務に関する内容だけに特化したシートが履歴書(?)代わりとなっており、なんだかおもしろいとは思いました。

ただ、コレって牛丼屋からすれば『あまり働けないやつは要らない』という判断素材でもあるのですね。

本社と現場の温度差

多くの企業…というよりも、ほとんど全ての組織に存在する本体と文体の温度差は凄いですね。

この牛丼屋さんもそうでした。

  • やれと言われた事は返事を待たれる事もなく送られてくる。
  • トップダウンが激しくて誰も逆らえない。
  • 逆らえないって言うか、提案された時には準備が最終段階に入っている…。

いやはや、この温度差は今後何度も出てきます。

牛丼屋勤務のお仕事実践記 採用の知らせは突然に(牛丼2杯目)より

採用面接後の採否確認事情

多くの企業での採用面接からの採否通告は一定期間を設けていますが、これはあくまで目安です。

重要と思われる人材ほど最速で採用の報が発せられる場合がほとんどですね。

人を採用する側も欲しい相手ほど先取り意識が湧くという話です。
(就職先を探す側もスピード勝負ですからね)

採用となれば話が早い

企業側が『この人採用!』となれば、最速で連絡する事で確保したがります。

そりゃもう、こちらの状況なんか考えずにね。

就職問題の1つに『せっかく採用したのに拒否される』といった現状が少なからずあります。

理由は、面接を受けた側が面接を終了する事により緊張感が薄れ、その結果、希望した企業内容のレビューなどを検索する事があり、その結果、面接を受けた企業が劣悪だったことを知るなどをして尻込みするケースが考えられるのですね。

その結果、『すいません、せっかくですが別の企業から先に採用を受けてしまって…』といった流れになるのです。

採用する側もそんなコト百も承知なので、なるべく短期間で相手を採用すべく連絡するという流れに至るわけで。
その結果、『相手の状況なんか考えていられない』となるわけですね。

全ては採用する側が早く楽になるための手法です。

本来の牛丼屋面接

偶然にも僕がグランドオープンする店舗で採用面接を受けた裏で、当時の本業同僚も同じ牛丼屋さんで採用面接を受けたのだとか。

同僚の話によると、営業中の店内で1対1の面接を受け、それこそ標準的にアレコレ質問されたらしいですね。

まあ、当たり前と言えば当たり前ですが、そのくらいの僕の面接会場はレアだったのでしょう。

牛丼屋勤務のお仕事実践記 開店前研修1日目 注文の受け方講座?(牛丼3杯目)より

自由参加型研修の意味…

これから稼働する店舗では前もった実戦経験が積めず、そこで登場する勉強法が『研修』となります。

一言に牛丼屋とはいえ、やるべき事は多岐に渡るので、研修にも色々と段取りと流れというものがある筈ですが、これを『自由参加』とした意味は未だに理解できませんね。

僕はグランドオープン前の研修に延べ3回ほど出席しましたが、やはりというか何と言うか、研修期間ゼロ時間で実践投入された猛者もチラホラと…。

こんなんで接客なんてできっこないとも感じましたが、実際に当時の研修を振り返ると、その研修期間すらいい加減でしたね。
(まあ、レアという意味ではすこぶる楽しかったですけどね☆)

無茶振りが過ぎる!

僕自身が『そういった星のもとに生まれた』と表現すべきなのか、なんだかマンガ人生というか、なかなか想像つかない出来事に出くわす人生なのですね…。

初の研修で初の面々、何も知らない状況の中で基本的(=核心的)な操作方法を、機器の名称も想像つかない段階で丸投げされるのはあんまりだと思います。

ンまぁ、それぞれの『美』を持ち合わせた若き女性14人の期待と笑顔と目線を独り占めできたあの瞬間は不安の分だけ優越感に浸れましたがね!
(結果:惨敗)

ハリボテのカンペキ

緊張感が途切れない空間ではリーダーシップによる打開策が必要不可欠ですが、まずは笑いを取ってやんわりムードになる事が先決です。

作業能力が完全にゼロでもコミュニケーション能力が少しでもあれば、仕事なんていくらでも覚える事が可能なのですね。

口八丁で良いじゃない☆

何も考えない企業体質

日本社会における大企業の多くはほとんどコレです。

売り上げ(生存延命)に執着し過ぎて、肝心の収益源をないがしろにする傾向が強い企業があまりにも多いですね。

ちなみに僕が知る限りの『社員とその家族を大切にする大企業』なんて、和食で有名な『ばんどう太郎』くらいですかね。

牛丼屋勤務のお仕事実践記 開店前研修1日目 注文の受け方講座?(牛丼3杯目)より

研修項目の終了を知って…

完全自由型の研修機関であっても、研修内容には時間的プログラムが存在しており、当然ながら時間経過と共に次へ次へとステップが進んでしまいます。

本業優先とはいえ、迂闊でしたなぁ。

マネージャーさんの存在意義

ただでさえ過酷と表現される飲食店業界は、今や1店舗に1店長とはいかない人材配分が少なくなく、多店舗を一括する責任者が『マネージャー』と日本では表現されますね。

簡単な例えで言えば、10店舗を3人のマネージャーで管理するみたいな話です。

こうなると、どうしても緊急時に担当マネージャーが対応できないという事態に直面する時があるわけで、そういった時に頼りにすべきが仲間のマネージャーさんとなるわけですね。

にこやかに話す内容じゃない

『ブラック企業』という言葉が誕生する直前の日本企業の多く(サービス業)は

  • サービス残業当たり前
  • 休日出勤当たり前
  • 有給休暇流し当たり前
  • それで倒れれば自己責任

みたいな風潮があったのですね。

この牛丼屋さんも然り、という話です。
(当時談)

マニュアルが必用

多くの企業には就業規則が存在しますが、その多くは起業にとって有利な事しか書かれていないのですね。

そんな多くの内容は『企業の方針に沿えよ』ってな話ですが、何を以て方針なのかという部分にはあまり触れられていないという。

結果、『現場に丸投げ』という状況が生み出され、文字通り現場は困るのです。

なぜ現場に丸投げするかって?

そりゃ、本体なんて収益が確保できれば下の事なんてどうでもいいという考え方をするお偉いさんが圧倒的大多数ですからね。

また、知ってしまえば自分も当事者となるんです。

ならば、初めから知らない方が丸く収まり易いのです。

牛丼屋勤務のお仕事実践記 開店前研修3日目 商品の仕込み講座?(牛丼5杯目)より

一定期間が経過してから

仕事を覚えるにはある程度の段階が必要ですが、これは基本的に経験に基づく知識を有しているかどうかがカギとなりますね。

ただ、離職率が高い企業だと、そんな話もアテになりません。

たとえば、そう、僕なんてほぼ完全に行き当たりばったりのぶっつけ本番でしたからね!(ヤケ)

肉鍋準備

実際に調理を必要とする牛丼には、リアルで切らしてはならない各店舗で保有するタレが存在します。

基本的には一度作り上げたら切らす事の出来ない伝統のタレの完成ですが、この現場に立ち会えた僕はある意味で幸運なのかも知れませんね。

イメージトレーニング?

実際の開店を目の前にイメージトレーニングとはこれ如何に…。

同じ言葉を建築見習いとか土木見習いに言った上で、実際に何かを作ってもらいたいものですね。
どれだけ恐ろしいことを食の世界で言っているかがカタチとなって見える筈です。

レア試食

普段は絶対に口に出来ない食品の試食はそれだけでレアですが、本当の味を知らない中での試食は意味がないかと。

ちなみにタレ作成の過程で完成した廃棄肉は、本当にゴムみたいでグニグニしていました☆
完全100%の『牛肉グミ』と言っていいくらいに噛み切れませんでした。
(溶けるわけでもありませんがね)

研修終了

ここまで何も学べなかった研修はある意味でトップクラスでしたね。

ただ、まだ誕生直前の『ブラック企業』という名の候補に挙がっただけはあると、今では実感できます。

牛丼屋勤務のお仕事実践記 グランドオープン初日(牛丼6杯目)より

何一つ技術を獲得していないニューフェイス

営業するにあたって致命的な役立たずの誕生。

ひどい話。

まあ、それでも呼ばれりゃ稼ぎになるから嬉しいんですけどね。
(役立たず万歳!)

やり過ぎ更衣室

機能性重視というか、予算低減最重視というか…。

とにかくモラルも防犯性も皆無な休憩室☆
(疲れていつの間にか寝ていた時、物音で起きたら生着替え中という状況はとにかく心臓に悪かったなぁ)

冷蔵室問題

更衣室が更衣室ならば、冷蔵室にも問題あり。

冷蔵室が『通路』の役割を果たしているため、当たり前に『開きっぱなし』という事態が発生するのですね。

まあ、それを踏まえての品質保持期限でもあり、過剰なまでに短時間廃棄を当たり前とする牛丼屋さんでもありましたが。

新店舗専用スタッフ

大手企業となると様々なグループが存在するものですが、新店舗専用の応援スタッフという存在は正直驚きましたね。

カンタンな話、この人たちの仕事は『人がごった返すお店のみ』での現場が職務となるわけです。

僕なら笑顔で逃げ出しますね☆

どんぶりリレー

機能性を最重要視するとコンパクトになるのがカタチある存在の宿命…。

という事で、僕のお世話になる現場も機能性重視の最新型店舗(名前負け)でした。

限界まで機能性を重視すると、あらゆる部分で従業員同士が交差できないという問題も発生するわけで、そこで出たのが火災発生時のバケツリレーのような『どんぶりリレー』となるわけですね。

単調な動きではありますが、ちょっとした名物にはなりそうな気も…?

マネージャー陣の服装

食中毒を何よりも気にする飲食業界では清潔維持が何よりも必須項目。

よって、外部で着用した私服での厨房入場はご法度主義だが、どういったわけかマネージャー陣営は外部で着ていた姿のまま厨房で作業したりする。

就業時間の問題

サービス業関連はとにかく時間の差でこなすべき業務量に天地の差が存在。

暇と思われる時間帯に希望を出すのは『どうせ稼ぐなら』の常套手段!

無茶な話

大手企業という存在は『基本設定』に執着する癖があり、例えば今回の秤に関して問題は、

1店舗1つ

という考えがあるらしい。

忙しいとか多用するとかが問題ではなく、『1店舗1つ』なのだ。

研修で何人もが一斉に使うとか、常時仕込み作業員が複数名必要になるではなく、『1店舗1つ』なのだ。

なので、必然的に早い者勝ちという法則が成り立ってしまう。

『帰れる』という喜び

慣れない空間で右左もわからないと、自分の存在意義というものを見失う。

まあ、慣れない現場だからこそ右左もわからないわけだが、今回の牛丼屋さんは特殊過ぎたなぁ。

『怒られていない』という安堵感

見知らぬ相手に怒鳴られると正直へこむ。

それが明らかに自分より年下相手だと尚更へこむ。

仕事は経験差であって年齢差ではないという事は理解できるが、それでもへこむ。

へこんだ上で『実は怒っていたわけではない』と知ると、自分の軽率さが恥ずかしくもなるが、正直言って、それ以上に安心してしまう。
(寒い中で缶入りコーンスープを飲むような、あの感じに似てる…?)

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