新聞配達の仕事のナカミ【職業経験談】
僕がこれまでに手を掛けてきた職業のナカミを体験のままに書き出していますので、この職業に興味がある方は参考にしてください。
このページでは
『新聞配達』という職業の仕事のナカミとなる、
- 簡単な前置き
- 主な労働時間と残業等
- 主な労働内容
- 正社員とアルバイト(非正規社員)の違い
- 仕事のキツさ
- 休暇関係
- 給料関係
- 人間関係
- 作業道具の支給
- 職場環境
- 転職する場合の活用法は?
- この職業は安定or不安定?
- この職業の昔と今の違い
- この職業のメリット
についてを書き出していきます。
!!! この職業話の注意点 !!!
同じ職業でも企業や団体が変われば全く異なる内容になる場合がありますので、100%そのままを受け止めるのではなく、話70%程度の気持ちで確認してくださいね。
また、時代の変化に応じて一部で内容が変化している場合もありますので、予めご了承ください。
この話はあくまで僕の実体験に基づいた総合的な感想となります。
新聞配達の仕事 簡単な前置き
高校時代にお世話になった、とある新聞配達所の経験談です。
仕事内容はよく耳にする『配達業務』ですが、単純に『配達』と表現しても、それまでの段取りありまして、それらも含めて書き出していきますね。
また、新聞配達の仕事は各営業所(それぞれのオーナーや店長の意思)によって休暇や給料が大幅に異なってきますので、これも備考程度に書いておきますね。
ちなみに僕がお世話になった営業所を『A営業所』とし、周囲からよく耳にした営業所を『B営業所』とします。
新聞配達の仕事 主な労働時間と勤務形態・残業等
基本労働時間
新聞配達の就業時間は各配達エリアによって変動し、基本は終わり仕舞いです。
僕の経験上の話しから漠然と時間を書くならば、バイクによる配達業務で1区域2時間程度です。
以下は正社員の労働時間ですが、多くの場合は正社員同士のローテーションで3つの時間帯の2つをこなすようです。
(各時間割りは大まかな時間帯を表しています。また、営業所によって活動内容が異なる場合があります)
1 02:00-06:00
- 朝刊受け入れ
- 朝刊配達または営業所で待機
- 折込受け入れ
- 営業所での朝刊購入者対応
2 07:00-11:00
- 営業活動&集金活動(午前)
- 折込作成(午前)
- 事務処理
- ガソリンなどの仕事道具の買い出し
3 13:00-17:00
- 夕刊受け入れ
- 営業活動&集金活動(午後)
- 折込作成(午後)
- 事務処理(続き)
- 夕刊配達&新順路開発
……とまあ、正社員の立場では色々とやる事があるんですね。
早出(アルバイト)
配達員はそれぞれの配達区域によって出社時間が異なり、出遅れない時間を意識した上で自由出勤です。
(これは夕刊配達も同じです)
残業(アルバイト)
それぞれの担当区域の配達が終了し、営業所に戻った時点で業務終了となります。
折り込みが多い時などに社員から応援要請がかかった場合、追加で作業する場合もあります。
営業所によっては一定時間まで営業所に残り、折り込み作業の補助をするケースもあるようです。
ちなみに僕がお世話になった営業所はアタリのようで、配達業務さえ行えば出勤も退勤も自由でした。
ただし、配達先によってはお客さんの出勤時間の都合により、時間指定がありましたので、この時間指定がある地域はそれに合わせた出勤が必要となります。
新聞配達の仕事 主な労働内容
アルバイトとして新聞配達を行う主な仕事内容を書き出していきますね。
配達区域の部数確認
担当区域の各新聞の部数を揃えます。
新聞への折り込み挿入作業
メインとなる新聞に折り込みを挿入します。
顧客によって折込不要や折込のみの注文などもありますので、配達数に応じた準備をします。
各新聞も織り込みも実際に配るよりも多い数が確保されているため、最終的な準備数は多少アバウトな感じです。
防水加工
配達先の投函場所によっては雨天荒天時に新聞が濡れてしまうケースがあるため、悪天候時の配達時にはビニールコーティング処理を行います。
燃料残量確認
バイクや自動車で配達する際は、途中で燃料切れを起こせないので補給します。
配達開始
準備が完了次第、配達開始となります。
順路帳に沿って配達をします。
配達終了
配達を完了したら営業所に戻ります。
クレーム確認
営業所で待機している正社員に未配や誤配の確認をして勤務終了です。
(未配や誤配がある場合は再出発!)
新聞配達の仕事 正社員とアルバイト(非正規社員)の違い
正社員
既に上述しましたが、正社員の場合は以下の業務が追加されます。
- 翌日の新聞の発注
- 折込受け入れ
- 折り込み作成
- 集金活動
- 勧誘活動
- 朝刊配達補助
- 夕刊配達補助
営業所によっては勧誘活動員や集金係員が別に揃えられています。
新聞配達の仕事 仕事のキツさ
順路覚えが大変
地域にもよりますが、1区域あたりの配達部数は100〜200件前後です。
市街地などは集合住宅が多いため階段の昇降が増え、疎開地では部数は減るものの、購入宅と購入宅の距離が離れているなど、トータル的な配達時間はあまり差がありませんが、その順路や部屋番を覚えるのが苦手な人は苦手と言われます。
また、せっかく覚えた配達順路も購読者が増減する度に順路が更新されるため、いつまでも記憶に頼れない所がネックです。
更には、慣れてくると別の区域担当になったりしますが、他のルートと同じ道を利用する事があるため、うっかりすると気付いたら以前に担当区域を回っていることも。
片田舎の集落地の同姓同名が集まる配達区域は混乱しますね(笑)
悪天候下の配達がキツい
雨や強風、降雪時は単純に寒く、その上で危険です。
冬場の農道がキケン
凍結した農道が恐怖ルートとなります。
何度バイクごとコケたことやら。
(新聞も扇状に散らばったり…)
起床がキツい
起床が苦手な人にとっては朝刊配達そのものがリスクです。
ちなみに僕は遅刻の常習犯という位置付けです。
(週6日出勤中、6日遅刻とか…)
休むに休めない
ただでさえ朝が早い(というか、深夜…)新聞配達業は迅速な代行者を見つけることが難しいため、体調不良などでもなかなか休むことができず、営業所によっては当日欠勤者に罰則金が科せられることもあります。
新聞配達の仕事 休暇関係
月6日+休配日1日(A営業所)
僕がお世話になった営業所はアットホームだったらしく、最低でも月に7日間の休暇がありました。
また、当時は学生という事もあって学校のテストなどの理由で別に休暇を貰う事も出来ました。
(業務最優先の営業所は結構多いとの話…)
完全週休1日制(B営業所)
僕の身の周りには数人の友人が新聞配達をしていましたが、話を聞く限り、週1休暇が当たり前のようでしたね。
新聞配達の仕事 給料関係
正社員
あくまで僕がお世話になった営業所の話ですが、入社3年までは安い給料(手取り20万程度)とよく表現されました。
ところが4年目突入から一気に40万円程度に跳ね上がったようです。
まあ、実際に見てれば理解できたのですが、けっこうドンブリ勘定な面があったようですね。
配達員(A営業所)
僕の営業所の話ですが、一応、1部配達につきいくらみたいな説明を受けましたが、結局はどこを配達しても何部配達しても『1区域月6万円』でした。
ちなみにこの6万円を現在の価値観に合わせると、
『当時の時給600円時代で毎日5時間程度勤務した月給』
くらいです。
ちなみに学業などで休暇数が増えたとしても、この金額に変更はありませんでした???
もけ「店長…、なんか給料計算間違えてますよ? 自分、今月半分くらいしか出てなんですけど…」
店長「入ってんだから、しょーがないでしょ。計算し直すの面倒だから黙って持って帰ってくれ」
…こんな感じ。
配達員(B営業所)
一方で僕の知人が務めた複数の営業所は違うようでした。
1部配達につき数十円の取り分が発生しますが、誤配や未着といったクレームに応じて1件当たり数千円が減給され、定められた休暇以上に休むと1日あたり5~6000円減給という話も。
また、業務内容も朝刊配達だけではなく、朝刊夕刊の配達+集金+勧誘がセットのようでした。
新聞配達の仕事 人間関係
僕のお世話になった営業所は…以下のようなカンジ?
リトルワールド
様々な人生が集う場所?
- 生粋のなサラリーマンあり
- 副業の小遣い目的な人あり
- 家計を支える勤労少年あり
- アルバイトから何となく正社員になってた人あり
- 老後の健康維持を意識して配達する者あり
- 自転車が好きで朝のサイクリングついでの人あり
- 元凶悪犯罪者あり
- 超絶人間不信者あり
- 営業所仲間とお喋り目的な老人あり
………みたいな感じ?
でも、こんな感じの人種が集まってつまらない話で一緒に笑うのって、面白いですよね。
もともとの『超絶犯罪者(改心後)』と『とにかく他人を警戒して止まないような人間不信者(現在進行形)』が時間経過と共に仲良くなる光景が目撃できたのはレアでしたね。
(僕はこの2人と『一番おいしい卵焼きの状態』について討論してたり☆)
新聞配達の仕事 作業道具の支給
(運転できるなら)配達用バイク
仕事に必要な支給品は特にありませんでした。
手袋や雨具などは自分で買い揃える必要がありますが、これは営業所によるでしょう。
配達にバイクを利用する事は自由ですが、当然ながら運転免許証が必要となります。
また、燃料となるガソリンも使用する事ができます。
新聞配達の仕事 職場環境
自分に与えられた配達業務をこなすだけでした。
それさえ出来れば完全自由といった感じです。
新聞配達の仕事 転職する場合の活用法は?
『新聞配達経験者』というだけで『苦労人』認定?
新聞配達は日本国内でも数数ない年齢問わずの仕事という影響もあってか、この仕事をすると何故か苦労人という印象がつくらしいです。
多くの人が携わりたくない早朝の仕事経験者という理由か、新聞配達経験が採用の基準になるケースもあるようですね。
バイクを使う配達業務に強い
2輪の配達という業種そのものが珍しいですが、逆に言えばこの手の業種にはウケがいいですね。
深夜勤務帯に強く思われる
深夜勤務は基本的に嫌われるため人材がなかなか揃いませんが、そんな職場には新聞配達の経験が重宝されるようです。
新聞配達の仕事 この職業は安定or不安定?
即座に消えることは無いが、どうしても下火
インターネットの普及から一気に下火に転じた新聞業界ですが、紙面媒体に記される活字の保管は今も昔も続くものであり、もちろんながら現在も同じです。
そういった観点から見れば、下火であれどもまだまだ業界の存続維持できるでしょう。
しかし、採用枠と安定した給料という意味では、ひと昔前と比較して厳しいものがあるかと思います。
新聞配達の仕事 この職業の昔と今の違い
もともと新聞離れは起きていた
新聞の買い渋りはインターネット普及よりも前に、もともと起きていた現象でもありました。
その大きな理由は以下の
- 少子化による購入客そのものの減少
- 労働時間増大などによる『読む時間』の消失
- 女性労働者の増大で『テレビ欄』を日中に必要とする主婦層が減った
などがありますが、携帯電話でインターネットが閲覧できるあたりから一気に売り上げ低迷が目立ってきましたね。
インターネットの普及がネック
上記を踏まえ、現在のような状態に至らしめたのは、やはりインターネットの普及であり、無料によるパソコンやスマホのピンポイント閲覧が可能になった事で、新聞業界そのものの下火傾向が続いています。
各新聞を取り扱う営業所が増えた
実際に新聞を取り扱う営業所は今でも存在しますが、昔の様に1社の新聞を取り扱う営業所はだいぶ減ってしまい、各新聞社をまとめて取り扱う営業所が増えましたね。
このため、純粋に新聞配達員が激減したのが今の時代と言えるでしょう。
『粗品』が減った
新聞の購読勧誘に当たり前に存在した『粗品』は、早い話が他社との格差のイチ表現でしたが、今は1カ所の営業所で多数の新聞を取り扱う場合が多いので、競争する意味が失われ、結果的に粗品無しでの勧誘というのも増えました。
新聞配達の仕事 この職業のメリット
各種新聞&折り込み読み放題
新聞を取り扱う場所での最大のメリットと言えば、やはり新聞が読み放題という部分でしょう。
同時に織り込みも確認することができるため、地域の情報を無料で手にする事が可能です。
(毎日の配達完了後には、各種新聞に少しばかりの余りが出るんですね)
どんな新聞も100円均一
やはり余った新聞に関してですが、これを『気持ち』で買う事も可能でした。
経済新聞でも競馬新聞でも営業所にとっては『売れ残り』の扱いなので、100円で購入されても御の字という事ですね。
(これらの収益は年末忘年会などに合算されていました)
新聞配達の仕事 この職業の裏話
オーナー(営業所責任者)によって従業員の扱いが激変
営業所のそれぞれには独立したオーナーが存在し、オーナー自身が営業所を運営したり店長を立てて委託しますが、誰に立つかによって運営方針が大きく異なるようですね。
今回、僕が記したA営業所とB営業所の違いもそのうちの1つとなります。
正社員の給料は数年滞在後に急激アップ?
やはりオーナーによって給料の考え方が変わってくるようです。
僕のお世話になった営業所では、3年目までは薄給との事でしたが、4年目以降は『辞める気になれない仕事』だそうで。
粗品が使いたい放題
これまたオーナーによって変化するのでしょうが、お客さんに渡す契約時の粗品を使えるという待遇もあったようですね。
とはいえ、衣類洗剤や食器洗い洗剤ばかりですが。
給料が現物支給になることも……
バブル崩壊の影響を受けた不景気状態とはいえ、当時の僕でも驚いたのが『現物支給』という言葉でしたね。
何でも1ヶ月分の給料が粗品用洗剤で支払われた営業所があったとか。
(当時はまだ無名だった頃の『アリエール』で給料代わり)
まだ新聞が当たり前に売れていた時代でしたから、営業活動が上手くいかないとそういった苦労もあるようですね。
新聞配達の仕事 まとめ
という事で、僕が実際にお世話になった新聞配達の仕事を含め、別営業所の内容も書いてみました。
今現在はインターネットの普及によって新聞屋さんの業態に早い変化が見られているようですが、それでも活字の紙媒体による保管は古今東西使用されて来たものであり、それは今後も続くという観点で信頼の持てる職業の1つと表現できるでしょう。
また、新聞配達といえば、どうしても深夜活動というイメージが強く、実際にその通りとも言える業務でもあるため、人気そのものがありません。
こうした弱点に目を向ければ、今の時代に珍しい安定職業と言えるかも知れませんね。
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僕はこのブログ内でいちサラリーマンとして色々と書いています。
あなたの職場の悩み解決、あなた自身が抱える悩み解決にも役立つかもしれませんので、時間がある時などにでも目を通してくださいな。
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